日本と世界の関係

日本の競争力が低下していると最近はよく聞きます。リーマンショック以降の景気低迷、加えて各国の思惑が絡んだ為替の動向。
かつてない程の円高傾向が長らく続いています。そして、ギリシャを発端として欧州金融財政問題。今はスペインに問題は移っています。
資源の少ない日本は原材料を輸入し製品を輸出することで経済を回してきました。
円高は原材料を購入する際には有利ですが、製品輸出には不利になります。

日本は自動車、家電、電子製品の高品位を武器に世界に売り込んでいたわけですが、近年は電子製品では韓国が日本を圧倒し始めています。
これには為替、ウォン安も大きく寄与していて円高に喘ぐ日本製品よりも安価に提供することが容易なわけです。
そして、中国。製品開発力を向上させやすい人件費を基に低価格で第三国のシェアを取って来ているようです。
日本のメーカーも中国やベトナムの安い人件費で生産してもより高い製品品質、高性能に拘るためか低価格路線には勝てないでいます。

今はもう、ものづくりだけでは難しい時代なのかもしれません。
たとえば大人気のあの米国のスマートフォン。部品の多くは日本製のようですが製造は中国なのです。
利益を製品を売る事で得るだけではなくネットワークサービスの提供とストアの胴元となることで手数料などを得ることができるのです。
つまり、IT化の進んだ今はネットワーク、ソフトウェアにこそ勝機があるのではないかと考えるのです。
日本は製品としてのハードウェアは売れず部品の調達先に甘んじ、根幹ソフトウェアは輸入に頼ってる現状です。
生産性の高いプロのエンジニアになって、なんとか日本の競争力を上げて行きたいものです。
検索で参考になりそうなサイトがあったので貼っておきます。⇒「生産性向上を目指すプログラマ塾
少しでも日本のレベルアップに役立てば幸いです。